top of page

シナリオ背景

◆探索者の生い立ち
母親が深きもの、父親が人間。

探索者は深きものの混血種(MM P.99)である。
探索者は人間の要素が強いものの、深きものとしていつ覚醒してもおかしくない状態である。
母親は探索者が物覚えがつく前に失踪した。
父親も初めは自分の子供のように探索者を育てようとした。
しかし、化け物との間の子であることが我慢できず、父親は子供を育児放棄。
探索者は施設または親戚に育てられ、両親について詳しく教えてもらえなかった。
NPCを探索者と幼馴染の設定にするならば中学生からの付き合いにするとつじつまがあわせやすいかもしれない。


◆NPCの生い立ち

神格ハスターを崇拝するカルト教団にのめりこむ母親に幼いNPCは疑問と恐怖を抱く。

誰にも相談することができず、悩んでいた時に探索者の言動で救われる想いをし、カルト教団に入団することもなく育っていった。

その日からいつか探索者のために何かをかえしたいという思いを原動力に医者を目指している、または医者になった。

◆事件の発端
事件の発端は、2年前。

NPCにニャルラトホテプが接触したことから始まる。
「<探索者>自身知らない秘密を知りたくはないか?」という手紙と捨てアドが書かれた差出人不明の謎の手紙が届く。
初めこそ気味の悪い手紙を無視していたが、日が経てば経つほどに好奇心という誘惑に抗うことができず、ついには手紙に書かれたメールに返信してしまう。

メールを待っていたかのように手紙で返事が届く。
「アメリカのインスマスという町へいけば、秘密がわかる。私の友人を訪ねるといい。君の好奇心を手伝ってくれるだろう」というメールと共に一枚の小切手が同封されていた。
NPCは手紙が気になってしまい、渡航準備や仕事・学校の用事を済ませて、渡米を果たす。
そして、渡米先で手紙の中に書いていた”友人(ニャルラトホテプが化けている)”と合流し、インスマスのとある教団の奥に隠されていたある神秘に辿り着いてしまう。

その神秘とは神格クトゥルフの分泌物で精製した神の薬と呼ばれる薬。軟膏のようにみえるその薬は、未だ効用がすべて解明されていないが、服用すれば深きものになりきっていない混血種を人間にすることができることは判明していた。

そしてNPCは探索者がその混血種であるということを、教団で管理されていた信者一覧のなかにある『各地で発見済混血種リスト』で把握してしまう。

混血種になれば、これまでのように話せなくなるということを一連の情報収集で理解していたNPCは探索者を人間にするために【神の薬】を手に入れ、日本へ持ち帰ろうとした。

随伴者と別れを告げるときに、NPCは頼み事をする。

「自分にもしものことがあった場合、探索者宛に手紙を送ってほしい」という旨だ。そう言って、探索者に宛てた遺言状を随伴者に託した。

その日のうちに腹を切開し、薬の一部を銀の缶に詰めて隠した。

自分の命ではなく他人の命を優先した人間に興味を抱いたニャルラトホテプはその「約束」を承諾し、NPCの末路を見届けることにした。

そして、神の薬を持ち去ったことがバレて教団関係者に見つかり、個人チャーターで逃亡を計るも海上で捕まってしまう。
これが1年前の出来事。
そして現在にいたるまでの1年間。
11人の人間を脅しに使われたり、目の前で殺されたり、深きものとの性行為を強要されたり、体にかぎ爪で何度も引っ掻き回されたり、自分から生まれた深きものの幼生を食べさせられたり、延々と拷問を受けていた。
すべては探索者を人間にしてあげたい、という想い、一心での行動である。

◆舞台

舞台となる水族館及びルルイエは、ニャルラトホテプが作り上げた『捻じ曲げられた舞台』である。

この世界にある空間と空間を無理に捻じ曲げて接続しているため、長期間この舞台を維持することは困難である。

シナリオ時間内で1日~2日が限度である。

​そのため、この機会を逃すと深海で眠るNPCを助けだすことはほぼ不可能になる。

ウタカタ

◆本シナリオについて

◆推奨探索者

KP情報

◆NPCについて​

◆ファンブル処理

​◆特殊ルール

​本編

◆導入

​◆シナリオ本編

エンディング

◆HAPPYEND

◆GOODEND

​◆NOMALEND

◆BADEND

bottom of page